公開日:2020年9月10日
最終更新日:2020年10月20日

エミュレーションとは、プリンターで印刷を行うためのコマンド体系のことです。
プリンターで印刷を行う場合、パソコンやタブレットなどからプリンターに印刷データが送信されます。
この印刷データは様々な『コマンド』と呼ばれるデータの塊で構成されています。
コマンドはプリンターメーカーやプリンターモデルによって異なり、
採用されているコマンドの体系のことを『エミュレーション』と呼びます。

 

スター精密製プリンターに搭載されているエミュレーション

スター精密のプリンターでは、プリンターモデルによって以下のエミュレーションが1つ、もしくは複数
搭載されています。
  • Star Line モード
  • Star Raster モード
  • Star Graphic モード
  • StarPRNT モード
  • ESC/POS(*1)
  • ESC/POS(*1) モバイルプリンター向け
(*1) ESC/POSはセイコーエプソン(株)の登録商標です。

 

プリンターが正しく印刷するためには、パソコンやタブレットから送信されるデータが、
対象となるプリンターの対応しているエミュレーションのコマンドで構成されている必要があります。
対応していないエミュレーションのコマンドの印刷データが送信されると、正しい印字を行うことができず、
文字化けや白い紙が印刷され続けてしまうなど、様々な障害が発生します。

複数のエミュレーションを搭載しているプリンターであっても、
印刷データに合わせてプリンター本体のエミュレーションが自動的に切り替わることはありません。
このため、どちらのエミュレーションで用いるのかをプリンター本体に事前に設定する必要があります。
ご利用になるシステム・アプリケーションが、どのエミュレーションで印刷しているのかは
アプリベンダー様にお問い合わせください。

※システム・アプリベンダー様経由でご購入頂いた場合、基本的には事前に設定がされています。

エミュレーションの切り替え方法につきましては、プリンター各モデルのマニュアルをご確認ください。
マニュアルはこちらからダウンロード頂けます。
複数のエミュレーションを搭載しているプリンターで、現在のエミュレーションの設定を知りたい場合は、
自己印字で確認することができます。

 

システム開発者さま向け

スター精密のプリンタードライバーを用いる場合には、弊社ドライバー仕様に依存します。
弊社プリンタードライバー(Windows10用・CUPSドライバー Linux用・Mac用)は、Star Lineモードもしくは
StarPRNTモードで動作します。
スター精密が提供している開発用SDKがサポートしているエミュレーションについては、各SDKのマニュアルを参照ください。

【検索ワード】:エミュレーション,SMJP000885

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対象製品

  • mC-Print2
  • mC-Print3
  • mPOP
  • TSP100III
  • TSP650II
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